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マエカワテイスト
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■グローバル時代の「元気食」について
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2009.6 |
【グローバル時代とは】
世界中の人が交流を行い、インターネットで瞬時に情報交換をする時代になり、一見便利にはなりましたが、その裏側では副作用とか弊害も指摘されています。同じように食品産業においても、世界中に販路を見出す多国籍型の食品企業も現れ、このような現象を総称して、グローバル時代と呼ぶことができます。良いことも悪いことも瞬時に世界中に広がる時代となっているのです。
【グローバル経済の事例】
サブプライムローンの破綻により、世界同時不況に落ち込み、その影響が長く続いています。自動車、建設、家電、金融、流通業などの様々な産業にその影響が感染・伝播していきました。株主優先の経済社会では、短期的な利益の追求が第一となり、長期的に企業の成長を見守るという本来の考え方は、否定されているようです。短期的な利益追求のためには、ハイリスクハイリターンの道を進まなくてはなりません。どのような優秀な投資家であれ、経済学者であれ、最後には今回の泥沼にはまってしまうことが明らかになりました。グローバル経済社会は破綻したのです。
【グローバル感染の予兆】
経済・金融業界に破綻をもたらしたサブプライムローンは、食品業界にとっては、新型インフルエンザのようなものでした。軽く見ていたリスクは世界中に蔓延し、しかも強毒性を発揮して、多大なる被害をもたらしたのです。5月に関西から発生した豚インフルエンザは、現在、弱毒性ということで、安心されておられる方もあるようですが9月から年末にかけて、再来するという説が出ています。その場合には、強毒性に進化をしているようです。タミフルやリレンザといった薬もあまり効かなくなるという見方もされています。では、このようなグローバル感染に立ち向かうには、どのような方法が有効なのでしょうか。
【食品業界から始めるグローバル感染予防とは?】
予防の基本は、周知のごとく
@うがいをしよう!
A手洗いをしよう!
Bマスクをしよう!
という習慣は必要です。では、これだけで万全なのでしょうか。万一、体内に入ってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。これには。個人差があります。ひどい症状になり、生命の危険な状態になる人、軽い症状だけで治ってしまう人・・・。なぜこのような個人差が出るのでしょうか。それは、免疫力の差なのです。ですから、予防方法を一つ追加して、
C免疫力を高めよう!
ということになります。これは、まさに食品業界の出番なのです。免疫力を高める食事を提供することにより、新型インフルエンザにも負けないような健康な身体になって頂けたら、食品企業冥利に尽きます。
【新型インフルエンザに負けない食事とは?】
「免疫力」を高める食事を日本の食品産業が挙って実施し始めると日本人の健康には大きく貢献できることは間違いありません。でも、自由主義経済の下、各社の自由な方針で経営されていますから、利害の一致はなかなか叶いませんが、消費者の健康につながる食品づくりという観点については、ほとんどが一致しているのではないでしょうか。免疫力を高める食事は、バランスの良い献立から生まれます。そのことを食を作る立場の人が理解して提供していくことがまずの前提であると考えます。では、新型インフルエンザを撃退するような元気食には、どのようなものがあるのでしょうか。紙面の関係上、詳しくは次号に譲りたいと存じます。
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