マエカワテイスト株式会社

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社長のコラム
COLUMN
マエカワテイスト 株式会社
兵庫県姫路市土山 6-4-1
TEL 079-296-3927
FAX 079-298-9848
E-mail: info@taste.co.jp
Vol.12
 
 ■ がんばろう、日本!
2011.4

がんばろう日本

3月11日午後2時46分ごろ、未曽有の大地震が東北関東地方を襲いました。
多大なる被害をもたらし、この影響は今後当分続く ものと思われ、その復興が懸念されています。
心より、震災のお見舞いを申し上げますとともに、
一日も早い復旧復興を願っております。

これは東日本だけではなく、日本全体の問題として対処 して、全員が力を合わせて、日本が元通り
蘇る日を一日でも早く 実現しなくてはなりません。


今回の震災は、地震と津波という天災と、放射能という人災が重なった悲惨なものとなっています。
堤防は6mの高さで準備していても、津波の高さは16mにも達した例があったようです。
10mもの海水が上から降ってきたような状態が想定され、想像を絶する事実が明らかになりつつあります。
また、放射能は、空気、作物、水、土地などを次々と汚染し、今後の復興が不安視さ れています。

西日本の企業は比較的、被害は少なく、今後の復興の支援には大きな期待がかかっています。
1つの商品にも5社、10社と言う企業の連携で成り立っていることが多く、1つの部品や原料が 欠けても、商品はできあがりません。
このことはフードチェーンの重要性を再考する機会となりました。
東と西に機能を分断することが、非効率なように見えて、実はあらゆる事故に対して有効に働くのかも知れません。
地域連合の考え方も注目を浴びています。地域同士で助け合う仕組みを構築しようとしています。
AはBを、CはDを助け合うという約束をもつ連合体は、災害時も迅速に、かつ有効に支援の手を差し延べられる可能性が高いようです。
欲しいものが届かない避難所の方々の腹立たしさと苦しみを少しでも解消するならばこのような地域連合の輪が広がればいいと思います。


食品産業においても、まず東日本の復旧復興とともに、新たなフードチェーンの考え方を取り入れ、日本中どこで災害が発生しても、円滑な救援支援の手が差し延べられ、食に関しては、被害 は最小限度に押さえられるような仕組みが必要となります。
日本中に、非常時にも食品の安定供給を可能にする連合体のようなものが望まれています。


弊社では、兵庫県姫路市にある削りぶしの本社工場に加えて、 2005年、兵庫県加西市の県産業団地に「天然だしの工場」を新設致しました。
200ml〜18Lまでの液体だしを出荷することが可能となっております。かつおだし、こんぶだしや、
うどんだし、そばつゆに加えて、中華風だしや洋風だしも今後、 商品化を検討しております。
特に紙パックにつきましては、 生産能力が1時間に600本の機械を1500本の機械に更新 し、
約3倍の生産能力を持つことになりました。
「天然だし」についてのご質問・ご意見等がございましたら、 何なりとお問合せ頂きたいと存じます。

弊社加西工場では、有機JAS認定に加えて、2007年ISO22000の認証を取得致しました。
これは毎年新たな改善をして、皆様に安心安全な製品をお届けしたいとの考えからの選択でした。
中小企業にとって、導入の投資予算は決して安いものではございませんが、将来の信頼と安心を考えた場合、不可欠なものになってくるように思われます。
導入後まだ数年しか経過しておらず、よちよち歩きの状態かも知れませんが、毎年確実に改革を進めて参る所存でございます。 末筆ながら皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げますとともに被災されました企業や皆様方には、重ねて一日も早い復興を 社員一同心より祈念申し上げます。


マエカワテイスト株式会社   前川TSH研究所   前川隆嗣


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