●なぜ、世界遺産か？

• シンプルで自然と共生してきた和食。おいしくてヘルシーな和食。 かつお節や昆布のうま味が「ＵＭＡＭＩ」となり、さらに、決め手となるダシが「ＤＡＳＨＩ」と世界共通語になりました。島国日本の独特な環境から生まれた旬の料理や色彩感覚、そして新鮮な食材によるおいしくて健康な食文化が注目を浴びています。世界トップレベルの長寿国であることも要因となっているのかも知れません。

　●「ダシ」のすばらしさ

• 欧米や中華料理の味付けは、ほとんどが油脂の味が中心になっていますが、和食は、世界でも唯一
• 「ダシ」が決め手として料理が作られています。かつお節、昆布、椎茸、煮干はそれぞれ独特の風味を持ち、うま味が強い風味原料となっています。

• 保存性に優れたこれらの風味原料は、記憶力や独創力を高めるブレインフードとも呼ばれています。煮干は「いりこ」とも呼ぶため、これらを「かしこいおだし」として覚えておきましょう。
  
  

  か	かつお節
  し	椎茸
  こ	昆布
  い	いりこ

　●和食の注意点

• おいしくてヘルシーな和食ですが、ただ一つだけ、注意しておきたいことがあります。それは、塩分が高くなり過ぎる傾向があるということです。「わーショック！」などと言わないで下さい。
  ちゃんと塩分を減らしてもおいしい献立が用意されています。「ヘルシオ(減る塩)」とでも言える「塩分２ｇ定食」のレシピ集が、塩分の摂り過ぎを守ってくれる期待のレシピなのです。これは、定食が基本になり、塩分２ｇ未満、エネルギー５００kcal台に管理されています。
  生活習慣病の予防にもつながる楽しいレシピ集を今後も充実させ、皆様の健康的でおいしい食生活の基準になることをめざしています。