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マエカワテイスト
株式会社
兵庫県姫路市土山
6-4-1
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E-mail: info@taste.co.jp |
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■ 2012年09月号
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「本業を見直す時代」
●成長時代からゼロ成長時代へ
- 1970年、日本は高度経済成長の時代でした。
しかしそれから約40年経ち、環境は大きく変わっています。
グローバル化の結果、国内雇用は空洞化の時代を迎え、
たくさんの勤労者の職場が奪われています。
バブル崩壊、サブプライムローン問題、リーマンショック事件など、経済不況の現象は
枚挙に暇がありません。財テク、
情報化、グローバル化を優先させたことの付けが今、
回って来ているのではないでしょうか。
●なぜ、不況が来るのか?
- 昔は村があり、村と村の交易により、お店が生まれました。
そして、それぞれのお店は、お互いの需要と供給を満たして来ました。
そこには、地産地消の仕組みが育まれていました。
過当競争もなく、生計を立てることが可能な市場が形成されていました。
そこには、バブル崩壊も、リーマンショックも存在しませんでした。
しかし、知恵ある人たちは、物々交換的な取引では飽き足らず、債券や先物取引を考えだし、
自然ではない加工された商習慣を広めて行きました。
それは実像ではなく、虚像の世界の取引となって行きました。
その究極の結末が、バブル崩壊であり、リーマンショックとなりました。
経済成長は必ずしも、万能ではなく、自然環境や社会環境を考慮した有限の仕組みとしなければ、
破たんによる不況が発生することが明白になったのです。
●本業に精を出そう!
- 虚業より実業を、利益より自然を重んじる教訓を学び取ることが必要だと思います。
本業は、自然に与えられた職務であり、
その役立ちから来るご利益(りやく)こそ、利益(りえき)
として感謝して得るものではないでしょうか。
本業に誠心誠意取り組めば、世界恐慌も雇用不安も防ぐことは可能です。
共存共栄の経済活動こそ、持続的な社会発展を可能にします。
私利私欲に走る現在のグローバル化経済の変革を行い、
人類が本当に幸せな生活環境を実現させることが、
まさに今、私たちに問いかけられている問題だと思います。
マエカワテイスト株式会社 前川TSH研究所 前川隆嗣
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