かんたん昆布水A
昆布水をじっくり味わってドライマウスの改善に。
先月ご紹介した「昆布水」は、お吸い物や湯豆腐など、手軽に料理にご活用いただける一方、
水やお茶の代わりに「飲むだし」としてもよさそうです。
ドライマウスは、唾液が減って口の中が乾燥する病気で、口の中の粘つき、舌の痛み、口臭
などの症状のほか、乾いた食品を食べられない、食べ物をうまく飲み込めないといった症状が
あります。ドライマウスを放置して対処しなければむし歯や歯周病、誤嚥下性肺炎などの全身
疾患になる可能性もあります。
ドライマウスの患者は、全国に約800万人と言われています。
東北大学大学院歯学研究科の笹野高嗣教授によると、「唾液の分泌を増やすにはレモンなど
の酸味が有効だが、乾いて荒れた口腔内には刺激が強すぎます。うま味は口当たりがマイルド
なだけでなく、唾液の分泌量も持続時間も酸味より格段に優れていることが分かりました」との
報告があります。
昆布には、うま味成分(グルタミン酸)が豊富に含まれています。
市販の昆布茶は、昆布以外に食塩、砂糖などが入っていることが多いので、ご自宅でかんたん
に昆布水を手作りしてみませんか。
かんたん昆布水
◆水500mlに対して昆布5×5pを2切れを浸け込みます。冷蔵庫で一晩寝かせて完成。
ホットでも、コールドでも♪
おだし de 簡単 ヘルシーに♪