TSH LABORATORYTSH研究所のご案内
本研究所はマエカワテイスト研究開発部門として純粋な天然だしを研究・開発を行っております。
TSH研究所のご案内TSH LABORATORY
本研究所はマエカワテイスト研究開発部門として純粋な天然だしを研究・開発を行っております。
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渡邊敏明
前川TSH研究所長
大阪青山大学健康科学部教授
兵庫県立大学特任教授 -
所長ご挨拶
本研究所は平成5年に姫路市本社に開設され、平成26年からは加西工場に移設されました。
本研究所の「TSH」のそれぞれのイニシャルは、美味しいだしを作る、だしの安全に気を付ける、だしによる健康の増進を目指している、ことを表しています。
つまりTはtasty、Sはsafety、Hはhealthyを意味しています。
近隣の大学と連携しながら、製品の科学的評価、機能性の評価、および新製品の開発などを行っています。最近は、液体だしの研究開発と液体だしによる減塩効果についての研究を進めております。
これまでの研究においては、液体だしのアミノ酸分析、うま味についての国際比較、純粋な天然だしの開発、液体だしによる減塩法の提案などと多くの成果を挙げてきました。
前川TSH研究所では、お客様の健康に少しでも寄与できる、純粋な天然だしを研究・開発していく所存です。
研究所の目的
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かつお節に代表される削りぶしは、天然のうま味を凝縮した日本の代表的な食品であり、調味料でもあります。この削りぶしの風味をより使いやすくするため、熱水抽には種々のうま味成分が含まれているため、だしの利用によって減塩効果や健康増進効果が期待できます。そこで、本研究所では、より良いだしの研究・開発とともにより広くだしを国内外に普及させることを目的としています。
このため、日本減塩食学会と協働して、減塩食の知識とそのレシピを普及し、調理の工夫並びに食生活の改善のより、生活習慣病の予防並びに健康の増進など人類の福祉に寄与することを目指しています。
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アミノ酸分析(かつおだし)
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アミノ酸分析(こんぶだし)
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海外での味覚調査
閾値調査:五味(甘味、酸味、塩味、うま味、苦味)それぞれ13段階の溶液を口全体で味わう全口腔法
調査地:中国・韓国
期間:2011~2012
*引用:日中における味覚についての比較調査:2012年日本栄養食糧学会発表
日本減塩食学会の活動
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減塩クッキング教室の開催
第10回減塩クッキング教室の様子
兵庫県立大学 先端食科学センターにて
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塩分2g定食
研究業績
前川隆嗣、甘庶志帆乃、石盛嘉浩、榎原周平、渡邊敏明:かつお節および昆布の抽出液におけるアミノ酸組成の産地による比較検討 (2007年)
Maekawa T, Kouzai A, Kanja S, Ebara S, Watanabe T and Fukui T :Elucidation of umami from bonito bouillon (katsuo-bushi) (2009年)
前川隆嗣、香西彩加、飯塚敦子、松本希美、服部優紀、渡邊敏明 : 日本と中国の成人における味覚閾値と嗜好性に関する調査 (2012年)
角村智春、香西彩加 、松本希美 、澤村弘美 、渡邊敏明、前川隆嗣 : 昆布の乾燥条件の違いによるだしのうま味に及ぼす影響に関する研究 (2015年)