だしソリューション vol.30 | マエカワテイスト株式会社 | 醤油の名産地播州・世界文化遺産姫路城の麓から歴史と美味しさをお届けします。

DASHI SOLUTIONだしソリューションvol.30

だし屋が造ったべジだし

●1951年創業

弊社は「削りぶし」と「液体だし」を製造しています。1951年に削りぶしで創業し、1980年頃から液体だしの製造を始めました。その中で特に無添加白だしは人気商品となりました。イワシ、アゴ、昆布、椎茸などシンプルな原料でもイノシン酸、グルタミン酸、グアニル酸でうま味の相乗効果のある製品です。しかしながら将来的には気掛かりな話題もございます。

●2048年問題

2006年に「2048年には食べる魚がいなくなる」という論文がアメリカのサイエンス誌に発表されました。削りぶしの魚節原料が無くなると製品を造る事は不可能となります。そこで2020年頃から植物原料100%の無添加白だしの開発を始めました。天然だしの四大原料である「鰹節、椎茸、昆布、煎子(煮干)」で植物原料は、椎茸と昆布だけになります。

●2025年万博出展

社員や関係者の皆様のご協力を頂き「だし屋が造ったべジだし」というネーミングで大阪万博で植物原料100%のべジだしの出展の運びとなりました。2025年6月13日～6月15日の3日間「TEAM EXPO パビリオン」で展示されます。世界から来日されるベジタリアン、ヴィーガンの方々にはもちろん、エシカルや環境問題が気になる方々にもお役にたつエンドレスでバリアフリーな製品を目指しています。皆様とお会いできることを楽しみにしております。

感謝
マエカワテイスト株式会社
前川隆嗣

Dr.Toshi(ドクター・トシ)の
ミニ講座 Vol.102

2025年
－大阪・関西万博を目指して―

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

博士、そしてクライアントの皆様、おめでとうございます。

新しい年の初めは気持ちが良いね。

はい、すべてが新しくなった気がします。

良いこと言うね。それではこのミニ講座のテーマも新しくしたいと思います。
はじめに一つ質問ですが、今年は何の年でしょうか？

巳年、蛇年です。

干支ではなく、社会の動きのことで、何かないかな？

あっ、分かりました。大阪・関西万博2025が大阪で開かれます。

そうだね。万博とは、万国博覧会のことで、私たちが必要としているものを実現するために、過去から現在、そして現在から未来に向かっていろいろなものを創造していくんだね。それから世界各国の人々との交流の場として、5年に一度世界各地で開催されるんだ。

凄いですね。未来の車は空飛ぶ車ですか。

それもあるね。車以外にも人間洗濯機や水素燃料電池船が話題になっているね。さらに教育、住宅、食物、エネルギー、宇宙旅行や私たちの住んでいる地球の環境なども変わっていくね。新しい技術を使って未来社会が体験できるんだ。

楽しみですね。

大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、未来社会に向けて新しいアイデアを創造・発信していくんだよ。

SDGsを聞いたことはあるかな。

はい、世界中にはいろいろな問題がある。環境、貧困、差別などをみんなで2030年までに解決していこうとする目標や取り組みのことです。

よく知っているね。つまり、誰一人取り残さない持続可能な社会の実現、という世界目標なんだ。最初はこれによって莫大な経済効果と雇用が創出される、ということから広まり始めたんだ。

そうですか。

大阪万博が目指すものは、持続可能な開発目標SDGsの達成、日本の国家戦略Society5.0の実現なんだ。

ちょっと難しいですね。

SDGsの目標年は2030年であるので、大阪万博ではSDGs達成のために進捗状況を確認すると共に、達成に向けて加速させる良い機会なんだよ。つまり大阪万博は、Society5.0の実現に向けた実証の場、ということだね。

なるほど、良く分かりました。私たちの未来社会のために重要なイベントなのですね。

そうだね。パビリオンに出展する人は、SDGsの17の目標から必ず1つは展示に盛り込む必要があるんだ。

そうですか。

つまり、今回の万博はSDGs達成のため、SDGsのその先の姿を見通す機会なんだ。

SDGsの17の目標とはどんなものですか。

それでは今度は17の目標について話をするね。

有難うございます。